Erleichterung第二話〜Rache

※Rache→ラッへ


キャスト

 ガイ・レフィール(33)・・・・・・
 クレス・ディード(42)・・・・・・
 リリア・ネムロ(11)・・・・・・
 シュバート♀(18)・・・・・・
 ララ・レフィール(1)・・・・・・
 ガヤ

本編

役名 台詞等 効果等
ガヤ 「誰かーーー!!」 「うわー!!」等々… 遠くでの叫び声など
 [後ろで襲われる人々のガヤ] 終了の表記があるまで途切れ途切れでも続く
クレス !!?
ガイ なんだ!?
 [しばし間] 遠くの声を聞こうとする二人
クレス …あっちだ! 行くぞ!
ガイ お、おうっ! 二人走り始める
ガイ なぁ、気のせいか…叫び声、減ってきてないか!?
クレス 確かに…。 急ぐぞ!!
 [短い草の生えた場所を走る]
ガイ どこに向かってるんだよ?
クレス この近くにヴァッサァ村があるんだ!あれは多分あそこからだ! 『ヴ』が難しかったら『バ』でも良い
ガイ モンスターかな?
クレス いや、それはない。あそこの村は聖水を特産物にしてる村だ。
この辺のモンスターなら、聖水を嫌って近付かないだろう。
ガイ それじゃあ、一体何に?
クレス さぁな…わからない。
クレス (なんだ…この胸騒ぎは……)
  終了(フェードアウト)
 [静かな鐘か鈴の音]
ガイ 第二話  復讐
 [静かな鐘か鈴の音]
 
 [二人が走っている]
クレス はぁ…はぁ…随分と、荒れてるな…。門が壊れているとは… 息を切らせながら喋る
ガイ 襲われた人達がいるのはここで間違いないみたいだけど………うっ…!! 死体を見つける
クレス これは…もう死んでるな…。こっちも…こっちもみんなだ!
それにこの傷、剣で切られてるな。急所を的確に。これは相当なやり手だ…。
ガイ 剣で……
ララ 『…っ!ぃ、いやっ……!』 過去の台詞
ガイ っ……!やべっ…俺、なんか…… 吐き気を催す
クレス 大丈夫か、ガイ?きつかったら、村の外で待ってろ 優しく
ガイ ……いや、大丈夫だよ。ちょっと、父さん達が死んだ時と重なってさ。 苦しげ
クレス それなら尚更だろ。 心底心配
ガイ 逃げたくない…。 今度こそ、戦うんだ…! 自分に言い聞かせるように
クレス ガイ……
ガイ まだ生きてる人がいるかもしれない…探そう!
クレス …あぁ、そうだな。 誰か!誰か生きてる人間はいないか? 後半は村全体に呼びかけるように
ガイ 俺達は助けに来たんだ!返事をしてくれ! 村全体に呼びかけるように
 [物置から人が出てくる]
リリア あ、あなた達は…? 怯えている
ガイ いた!…大丈夫か!? 駆け寄る
リリア 私は大丈夫です…。父さんと母さんが助けてくれて…でも、二人とも死んじゃったんです!
私だけなんです!生き残ったのは!
少々錯乱状態 (涙ぐんでいてもいい)
クレス 落ち着いて…!一体、何があったんだい? 優しく
リリア 剣士が…一人の剣士が現れて、みんなを…! 涙ぐむとなお良
ガイ 一人の…剣士が!? 以下3つ、テンポ良く
クレス どんな奴だった?
ガイ 性別は!? ここまで
リリア わかりません…フードを被っていて、顔は見えなくて。……あ、でも…
クレス なんだい?
リリア 目は見えました。珍しい色で…確か、赤。真っ赤な目でした。
ガイ フードに、赤目に、凄腕の剣士……やっぱり!!
 [ガイ、走り去る]
クレス あ、おい待てよ!一人で行ったら…!!
ガイ ひょっとしたら、奴が…!!
クレス ガイ!人の忠告をちゃんと聞け!!……くそっ、仕方のない奴だ…!
リリア あ、あの人…一人で大丈夫なんですか?
クレス 大丈夫じゃないだろうね、追いかけたい…。しかし、君を一人にするのもな……
リリア 私は大丈夫です。聖水がありますから、モンスターが入ってきたとしても
それを見せれば逃げるでしょう。 万が一襲われても、聖水があれば…なんとか。
クレス こんな状態の村の中に、一人でいて大丈夫かい?
リリア っ………はい。 死体を見て息を呑むが決意
クレス そうか…ありがとう。
 [数歩走る]
クレス そうだ。
リリア …どうしました?
クレス 俺はクレス・ディード。君の名前は?
リリア リリア・ネムロです。
クレス …リリア。絶対にあいつと二人で迎えに来る。そんなに震えないで。
リリア ………!ありがとう…ございます。
クレス 君に、聖ララシュのご加護を…
 [走り去る]
クレス (ガイ……先走って、命を落とすような事はしてくれるなよ…!!)

 
[草の中を走る音]
ガイ どこだ…どこに行ったんだ?
シュバート♀ まだだ…まだ足りない…… 音量を極小で
ガイ (…!人の声…?)
 [遠くで人が歩く音]
ガイ (いた!)
 [草むらから土の道へ出る]
ガイ 待て!!
 [足音が止まる]
ガイ (長いフード付きのローブ…紫色に光る剣)やっぱり…お前がそうだな。あの夜の…… 剣を抜く
ガイ あの夜の恨み…ここで晴らす!!
 [剣を交え、弾かれる]
ガイ くっ…!(やっぱり強い…!!)
シュバート♀ いきなり向かってくるとは…
ガイ え!?(女の声?)
シュバート♀ まぁいい…まだまだ足りないのだ。
ガイ あ、あの…すみません!俺、どうやら人違いを……
シュバート♀ お前の魂、頂くぞ 剣を振る
ガイ え…
 [人を切る音]
ガイ うあぁっ!!
シュバート♀ 馬鹿め…戦いのさなかに気を抜くとは。
ガイ ぅぐっ…(ヤバイ……腹を、やられた…)
シュバート♀ 死ね。
ガイ っ…!!
 [シュバートが剣を振るうが弾かれる][シュバート、一歩退く]
シュバート♀ もう一人……
クレス 俺の弟分に手ぇ出しやがって…女でも容赦しないぞ。
ガイ クレス……助け、に………? 徐々に意識を失い、倒れる
クレス …ガイ?おい!しっかりしろ!まさか死んでないだろうな!? シュバートと対峙したまま
シュバート♀ まとめて…その魂、頂こう。
クレス くそっ…女と戦うのは苦手だってのに……
シュバート♀ お前は…神父か…?
クレス あぁそうだ。見習いだけどな。
シュバート♀ ふむ…。祈る時間もやらん…… ゆっくりと剣を構える
クレス はっ!祈る時間はいらない。…俺達はまだ死なないからな!
 [クレスから切りかかり、3.4回剣を弾く音]
クレス (速い…!!)
シュバート♀ ちょこまかと…大人しく切られろ。
クレス 誰がッ!
 [素早く動き、シュバートのローブを切る]
シュバート♀ …やるな。体まで剣が届くとは。久しぶりに強い人間に会ったぞ。
クレス な…なんだと………君は…!?
シュバート♀ だが、私は切られていない。
 [剣を素早く振る音]
クレス しまっ…!!
 [人を切る音・軽]
クレス ぐあぁっ…!くっ!! ぢえぇぃっっ!! 切られるが堪えて斬りかかる
 [人を切る音・重]
シュバート♀ む……
クレス 俺とした事が…腕をやられるとは……
シュバート♀ …いい体捌きだ。
クレス 君は…痛覚がないのか?その傷で表情一つ変えないなんて…!
シュバート♀ 体がこれでは上手く動けん。命拾いをしたな。若僧共……
クレス ま、待て! 君は…!
 [剣を振るう音]
クレス くっ…!?
シュバート♀ 私の気まぐれで生かしてやるのだ。 思い上がるな、小僧。
クレス …っ
シュバート♀ ふっ… 見下したように鼻で笑う
 [歩いてその場を去り、森に消えるシュバート♀]
クレス …ぶはっ!はぁ…はぁ…何て殺気だ。 対峙しているだけで息がつまる…!
いっつつ…!しかし、あれは……

原作・神山 龍(晁暉 真)